
YouTube黎明期から活動を続けているマスオさんですが、過去に大きな炎上を経験しています。特に話題となったのが、ペットの死を扱った動画がきっかけで発生した「ベタ男事件」です。当時は低評価9万超という異例の反応があり、視聴者との関係が一気に悪化しました。
この炎上には、動画の内容だけでなく、マスオさん本人のコメント対応やSNSでの言動も深く関係していたようです。今回は、その騒動の裏側や視聴者が怒った理由、そして現在のマスオTVの活動について、わかりやすくまとめていきます。
マスオと10年前の炎上事件

ベタ男事件とは?YouTuberマスオにとって最大の炎上騒動
マスオさんのYouTuber人生の中で、2015年に起きた「ベタ男事件」は大きな転機になった出来事です。
私も当時リアルタイムで見ていて、かなり衝撃を受けた記憶があります。
事件のきっかけは、飼っていた熱帯魚「ベタ男」の死を報告する動画でした。
名前のインパクトもあって話題になりましたが、問題はその内容です。
明るいBGMが流れ、動画には広告もついていて、命の扱いとしてはちょっと軽すぎる印象でした。
視聴者の間では「悲しんでいるように見えない」「お金目的なのでは」といった批判が一気に広まりました。
こうして動画は瞬く間に炎上し、マスオさんの名前も悪い意味で注目を集めることになったんです。
視聴者との衝突で炎上が加速
炎上がさらに大きくなった理由の一つが、マスオさんのコメント対応です。
批判コメントが増える中、彼自身が感情的に反応してしまいました。
実際に「は?ふざけんなよ!」という返信が投稿され、それがスクショされて拡散。
この一言が、「視聴者を軽視している」と受け取られてしまったんです。
私も当時コメント欄を見ましたが、擁護よりも批判が圧倒的に多くて驚きました。
結果として、視聴者との関係が一気に悪化し、事態はさらに深刻になっていきました。
SNSでの対応がさらなる火種に
YouTubeだけでなく、Twitterでも「ベタ男事件」は大きな話題になりました。
特に印象的だったのは、皮肉を込めたツイートやコラ画像の拡散です。
マスオさんもTwitterで「誤解が辛い」と投稿していましたが、火に油を注ぐ結果に。
ファンが擁護コメントをしても、それすら叩かれてしまう空気がありました。
SNSは一度流れが悪くなると止めるのが難しいんですよね。
感情的な投稿が続いたことで、信頼を取り戻すのはさらに難しくなったように思います。
チャンネルの評価に大きなダメージ
この炎上騒動は、マスオTVの成長にも大きな影を落としました。
ベタ男関連の動画には何万もの低評価がつき、コメント欄はほぼ批判一色。
さらに、「この人、命をネタにしてるのでは?」という誤解まで広がっていきました。
本当にそうだったのかは分かりませんが、当時の状況ではそう見えてしまったのかもしれません。
その影響は新しい動画にも及び、「オワコン」といったレッテルが貼られるようになりました。
私自身も、しばらくは動画を見る気になれなかったのを覚えています。
10年間語られなかった裏側

きっかけは1匹の熱帯魚「ベタ男」
マスオTVが大きな炎上騒動に巻き込まれたのは、今からおよそ10年前のこと。
そのきっかけとなったのが、「ベタ男」と名付けられた熱帯魚に関する1本の動画でした。
最初に「ベタ男」という名前を聞いたとき、私も正直、人間の話なのかと思ってしまいました。
でも実はこれ、マスオさんが大事に飼っていたペットの魚の名前だったんです。
動画ではベタ男が亡くなったことを報告していて、一見するとごく普通の追悼動画のようにも思えました。
ただ、その内容がきっかけで、想像以上の炎上へと発展してしまったんです。
炎上の原因は?視聴者が違和感を覚えた3つのポイント

では、なぜこの動画がここまで炎上してしまったのでしょうか。
理由は大きく3つあったと感じています。
① 追悼動画に広告がついていた
まず1つ目の理由が、「亡くなった魚を悼む動画なのに、広告収入を得ようとしているように見えた」という点。
視聴者の中には、「これってお金目的なの?」と感じた方もいたようで、そこに嫌悪感を覚えた人が多かったようです。
② 明るすぎるBGMとのミスマッチ
2つ目の理由は、動画の雰囲気とBGMのギャップ。
内容は悲しいものなのに、流れていたBGMがやたら明るくてポップだったんです。
お墓を作るシーンでもその音楽が流れていて、「ちょっとこれは不自然すぎる…」という声が多く上がっていました。
③ コメント返信での“強い口調”
そして3つ目。これが一番大きな炎上の火種になったと思います。
視聴者からの批判コメントに対して、マスオさんが感情的な返信をしてしまったんですね。
「ふざけんな」といった強い言葉がスクリーンショットで拡散され、一気に騒ぎが広がりました。
やっぱり、発信者側の対応ひとつで炎上の規模って変わるんだなと、当時あらためて感じました。
約9万件の低評価…広がっていく炎上の波
当時のYouTubeは、まだ低評価の数が見える仕様でした。
そのため、この動画にはなんと約9万件もの低評価がついたんです。
その後、他の動画にも無関係な批判コメントが殺到し、「マスオTVはもう終わった」といった声もちらほら。
私も実際にコメント欄を見て、「これはしばらく立ち直るのは難しいかも…」と感じたほどです。
発言や動画の雰囲気からも、マスオさん本人がかなり落ち込んでいたのではないかと察することができました。
マスオの復活と再評価された現在

低評価の日々からの脱却
かつて動画「【悲報】ベタ男がまさかの・・・。」をきっかけに大炎上したマスオは、長い間“低評価YouTuber”という烙印を押されていました。この炎上理由により、低評価数が急増し、SNS上でも批判が絶えない時期が続きました。しかし、それでもマスオは動画投稿を辞めず、自分の信念を貫きました。その背景には「絶対に負けたくない」という意地と、YouTuberとしての原点に立ち返る姿勢がありました。
特に2023年の炎上時には再び批判が集中しましたが、マスオは視聴者の声に耳を傾け始めました。その結果、徐々に「視聴者目線に立つ」姿勢が評価されるようになり、低評価の日々から脱却するきっかけを掴みました。
視聴者との信頼を取り戻すための歩み
マスオが信頼を取り戻すために行った最初の一歩は、自分自身の姿勢を改めることでした。かつての炎上時には視聴者を敵視する発言も見られましたが、現在では「どうしたら視聴者が楽しんでくれるのか」を第一に考えるようになりました。一方的な動画公開ではなく、SNSを活用し視聴者との対話を増やしていったことも大きな変化の一つです。
また、2025年1月に出演した人気配信者・加藤純一の動画「オワコン大会議2」では、多くの視聴者の前で過去の過ちを率直に語り、深い反省の意を表明しました。この行動が好感を呼び、「マスオは変わった」と再評価されるきっかけを生みました。視聴者に寄り添う努力を続けたことで、再びファンの信頼を得ることに成功したのです。
覚醒マスオとなったきっかけ
低評価からの脱却や視聴者との信頼関係の再構築は、マスオ自身に大きな変化をもたらしました。その結果、周囲からは「覚醒マスオ」とも呼ばれるようになります。その変化を引き起こしたきっかけは、2022年に誕生した子どもと家族の存在です。
マスオは「家族を持つことで、誰かを幸せにするための努力を惜しまないようになった」と語っています。また、YouTube活動においても、「視聴者に対して誠実でありたい」という想いがさらに強まりました。この覚醒は動画の内容にも表れており、エンターテイメント性だけでなく、感謝や人間味のあるコンテンツが増えたことで、多くの視聴者の共感を呼んでいます。
さらに新しいプラットフォームであるTwitchの利用をスタートし、ライブ配信というリアルタイムかつ双方向のコミュニケーションを実現しました。このような新たな挑戦が、マスオの覚醒を象徴する具体的な取り組みと言えます。