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簿記論合格体験記!短期合格者が語る勉強法とモチベーション維持の秘訣

簿記論の勉強をしていると、何度やっても合格できない。勉強法がわからない。モチベーションが続かない…。そんな悩みを、私もずっと抱えていました。

簿記論は税理士試験の中でも基本でありながら、とにかく難しい科目です。覚えることが多く、計算問題の量もすごいので、途中で心が折れそうになります。

でも、そこで諦めたら終わりです。このページでは、そんな私たちと同じように悩みながらも、実際に短期間で簿記論に合格した受験生の体験を紹介します。彼女がどうやって勉強を続けたのか、どんな工夫をしたのか、すべて聞いてきました。

私自身、この話を聞いてすごく励まされたので、あなたにもぜひ読んでほしいと思っています。明日からの勉強にすぐ使える具体的なヒントが詰まっていますよ。


合格者が実践した学習期間とスケジュールの立て方

合格した方は、働きながらでも勉強を続けていました。Aさんという女性は、試験の1年前、8月末から勉強を始めて、翌年の試験に合格しています。

学習時間はおよそ800時間だったそうです。普通は1000時間以上かかると言われている中で、かなり効率よく学習できたことが分かります。

最初は簿記の基本に集中しました。仕訳やルールなど、土台になる部分をしっかり固めてから、徐々に演習量を増やしていったそうです。

社会人なので時間が限られる中、通勤中にテキストを読んだり、昼休みに計算問題を解いたりと、スキマ時間を上手く使っていました。休日には模試を受けたり、苦手分野を復習したりして、バランスよく勉強していたとのことです。


仕事と勉強を両立するための3つの工夫

社会人の大きな悩みは、仕事との両立です。Aさんも経理の仕事をしていて、決算期は特に忙しかったと言います。

それでも彼女は、以下の3つの工夫で乗り越えていました。

まずは、通勤や昼休みなどのスキマ時間を最大限活用したこと。スマホのアプリで一問一答をやったり、食事の合間にテキストを読んだり、小さな時間を積み上げていったそうです。

次に、繁忙期には無理せず、学習量を調整する柔軟さも持っていました。どうしても勉強できない日は、思い切って休んだとも話してくれました。

そして、家族や職場の理解を得ることも大きなポイントです。あらかじめ周囲に試験勉強をしていることを伝えて、応援してもらえる環境をつくっていたそうです。


計算と理論、両方をバランスよく対策するコツ

簿記論は、計算問題と理論問題の両方が出題されます。Aさんは、この2つをバランスよく学習していたことが印象的でした。

計算対策としては、難しい応用に手を出す前に、基本問題を繰り返すことを徹底していたそうです。特に仕訳や勘定記入を何度も解き、自然と手が動くようになるまで練習したと言います。

また、苦手な論点に特化した問題集を繰り返し解くことで、ピンポイントで弱点を克服していきました。電卓の操作スピードも意識して、本番の時間短縮につなげたそうです。

理論対策では、キーワードを覚えるだけでなく、その意味や背景もしっかり理解することを意識しました。過去問を通じて、どういう形で出題されるかを分析し、回答の型を身につけていたとのことです。


苦手分野の克服法とスコアアップの秘訣

苦手な分野があるのは、誰でも同じです。大切なのは、その原因をちゃんと把握して、どう対処するかだとAさんは言います。

彼女は、模試や過去問の間違いを細かくチェックして、何が原因かを分析しました。例えば、理解不足なのか、計算ミスなのか、それとも時間配分の問題かをはっきりさせていたそうです。

その上で、基本に立ち返って、簡単な問題からやり直す。応用問題に無理に挑戦するのではなく、まずは基礎を徹底的に固める方が効果的だったと話していました。

また、予備校の質問サービスを積極的に使って、疑問点はすぐに解決するようにしていたそうです。時間を無駄にせず、効率よく理解を深めていったとのことでした。

最後に彼女が強く伝えていたのが、諦めずに続けることの大切さです。本番を想定した練習も欠かさず行い、自分が確実に点を取れる問題を見極める力を磨いていきました。


目次

モチベーション維持の壁と乗り越え方

簿記論の勉強って、始めはやる気があるのに、だんだん気持ちが続かなくなることがあると思います。私もそうでした。試験まで1年以上あると、最初のうちは毎日机に向かっていても、少しずつ疲れがたまってくるんですよね。

実際、短期間で合格したAさんも、モチベーションの維持に苦労したと話していました。彼女が精神的に支えにしていたのは「明確な目標」と「合格後のイメージ」だったそうです。

例えば、「税理士になったら独立して仕事ができる」「自分の手でお客様をサポートしたい」といった将来像を思い描くことで、つらい時期も乗り越えられたと語っていました。

私自身も、なんのためにこの資格を取るのかを紙に書き出して机に貼っておくと、やる気を取り戻せたことがあります。

また、一緒に勉強する仲間の存在も大きいです。LINEで勉強報告をしたり、模試の結果をシェアしたり、同じ目標に向かう仲間がいると、孤独感がかなり減ります。これは本当に効果がありました。

休憩も大事で、Aさんは2時間勉強したら15分休むようにしていたそうです。その間はYouTubeで音楽を聴いたり、コーヒーを飲んでリラックスしたりしていたようです。

私も散歩したり、カフェに行ったり、勉強と関係ないことを短時間やることで気分転換できました。週に一度は完全に勉強しない日を作るのもおすすめです。長く続けるには、無理をしすぎないことがコツだと思います。


スランプに陥った時の対処法

簿記論の勉強中に、スランプを経験しない人はほとんどいないと思います。私も、「全然できてない」「もう無理かも…」と思った時期がありました。

Aさんも、模試で結果が出なかった時期に、スランプに陥ったことがあったそうです。そのときにまずやったのは、「今なにが原因かを冷静に考えること」だったと話していました。

たとえば、ただ勉強時間が足りていないのか、やり方が間違っていたのか、寝不足なのか。体調や精神面まで含めて見直すことで、気持ちが少し楽になったそうです。

その上で、「基礎に戻る」ことがとても効果的だったと言います。難しい問題ばかりやってると自信をなくしますが、基本テキストを読み直したり、簡単な仕訳問題を解いたりすることで、「あ、これならできる」と少しずつ感覚を取り戻せたそうです。

私も似た経験があります。応用問題がまったく解けなかった時に、テキストの例題からやり直したら、少しずつ理解が進んで、また前向きになれました。

それから、「誰かに話す」ことも大事です。予備校の先生や勉強仲間、家族でもいいので、今の状況を話すと頭が整理されるし、励ましてもらえるだけで前向きになります。

Aさんも、「先生に相談したら、あと一歩だから頑張ろうって言ってもらえて、気持ちが切り替わった」と話していました。

あと、意外と効果的だったのが「完璧を求めすぎない」ことです。簿記論は100点を目指す試験じゃありません。合格ラインを超えればいいので、苦手なところを捨てる判断も大事です。

私も苦手だった本支店会計を深追いせず、比較的得意な原価計算でしっかり点を取る作戦に切り替えました。


試験当日の戦略と注意点

本試験当日は、どれだけ準備をしていても緊張します。私も手が震えるくらい緊張して、普段解ける問題が飛んでしまいそうになりました。

Aさんが実践していたのは、「直前は新しいことをやらない」ことです。前日に新しい問題集を開くのではなく、今までやってきた内容の見直しに集中したと言っていました。

特に、間違えた問題や苦手分野を重点的に確認して、「これは自分がミスしやすい」と把握しておくことで、当日冷静に対応できたそうです。

体調管理も大事で、夜ふかしせず、当日は温かい飲み物を飲んで出発したと話していました。私も試験前日はゆっくりお風呂に入って、早めに寝るようにしました。

時間配分については、Aさんもかなり意識していたようで、各大問に何分使うかをあらかじめ決めて、腕時計でこまめにチェックしていたそうです。

たとえば、第1問に30分、第2問に40分、理論に残り時間を割り振るなど、自分に合った目安時間を作っておくと、焦らずにすみます。

わたしも本番では、最初の問題にこだわりすぎず、「分からない問題は飛ばす」と決めておくことで、気持ちが楽になりました。


試験中の思考法とメンタルコントロール

簿記論の試験は時間との戦いなので、試験中の考え方ひとつで結果が変わることもあります。

Aさんが大事にしていたのは、「問題文を丁寧に読むこと」だそうです。急いで読み飛ばしてしまうと、指示を見落として間違えやすくなります。私も一度、資料の条件を読み落として、まるごと間違えた経験があります。

それから、「分かるところだけでもしっかり解く」という姿勢も大切です。全体の7割を取れれば合格できるので、完璧を目指すより、ミスを減らす方が現実的なんですよね。

メンタル面では、Aさんは「自分を励ます言葉を心の中で唱える」ようにしていたそうです。例えば、「ここまでやってきた自分なら大丈夫」といったセルフトークで、緊張を抑えていたとのことです。

わたしも緊張したときは、一度ペンを置いて深呼吸するようにしています。数秒でも落ち着いて、冷静に状況を見直せる時間を作ると、その後の流れが変わってくるんですよね。

試験中に周りの人が早く書き終えているのを見ると焦りますが、自分のペースを守ることが本当に大切です。他人のスピードに惑わされないよう、あえて目をそらすようにしていました。番を想定した練習を重ね、どんな状況でも冷静に対処できるようなメンタルを鍛えることが、合格への大きな一歩となるでしょう。


簿記論合格後の次の目標と将来の展望

次に選ぶ科目と学習のコツ

簿記論に合格すると、次のステップをどう進めるか迷いますよね。私も同じように、合格した喜びのあとに次の科目選びで悩みました。

多くの受験生が選ぶのは、財務諸表論です。私もこの流れに乗って学習を始めました。理由はシンプルで、簿記論と内容がかなり重なるからです。

例えば、簿記論で学んだ計算力は、そのまま財表でも活かせます。理論が増える分、テキストの読み込みや暗記に時間を割く必要はありますが、スタートダッシュはしやすかったです。

勉強の戦略としては、簿記論で上手くいった方法をそのまま応用しました。例えば通勤時間に理論の音声を聞いたり、苦手な論点を朝一で復習したりと、スキマ時間を最大限に活かしました。

財務諸表論は、理論の比重が高く、会計基準の理解も欠かせません。でも、最初から完璧を目指さず、まずは流れをつかむことを意識しました。徐々に慣れていくうちに、自然と問題も解けるようになっていきました。

簿記論の合格をきっかけに、私は「自分にもできる」という気持ちが強くなりました。この成功体験が、次の科目の学習の原動力になったのは間違いありません。

税理士資格を取った後のキャリアはどうなる?

税理士試験に合格したら、それで終わりではありません。むしろ、そこからが本当のスタートです。

よくある進路は、大きく分けて3つあると思います。

1つ目は、税理士事務所に勤務すること。実務を学びながら、顧客対応の力をつけていけます。私も最初はこの道を選ぶ予定です。経験豊富な上司のもとで学べる環境は、本当にありがたいですよね。

2つ目は、企業内税理士になること。いわゆるインハウス税理士です。経理や財務部門で、会社の税務を専門的に担当します。大企業だと安定した待遇や福利厚生も魅力的です。

3つ目は、独立して事務所を立ち上げる道です。もちろん自由度は高いですが、営業やマネジメントも必要になります。私は将来的に独立を目指していますが、まずは勤務経験をしっかり積もうと考えています。

将来は、中小企業や個人事業主のサポートをしたいと思っています。税務だけでなく、資金繰りや経営相談までトータルで支援できる存在になりたいんです。

税理士資格は、一度取れば一生使える武器です。自分の努力次第で、進む道も働き方も自由に選べる。それが、この資格の最大の魅力だと感じています。その後のキャリアは自身の努力と選択次第で無限に広がっていくでしょう。


6. まとめ


簿記論の合格は、税理士試験の中でも最初の大きな壁です。多くの受験生がつまずくポイントでもあります。

しかし今回紹介した、短期合格者Aさんの体験からは、合格への具体的な道筋が見えてきました。

彼女は、約10ヶ月・800時間という限られた時間で合格をつかみました。仕事と勉強の両立は、スキマ時間の活用と無理のない計画で乗り越えたそうです。

苦手な分野は、基礎からやり直し、質問サービスをフル活用して理解を深めていきました。

計算と理論のバランス学習、そして模試の振り返りも大きなポイント。感覚ではなく、分析を重ねた結果が合格につながったのです。

モチベーションを保つためには、「明確な目標」と「適度な息抜き」が欠かせません。スランプ時には、自分の状態を冷静に分析し、周囲に相談することも効果的だと話していました。

本試験では、直前期の総復習、時間配分の工夫、そして最後までポジティブな気持ちを保つことが合否を分けます。

簿記論に合格すれば、次は財務諸表論へと進み、税理士としての未来がぐっと広がります。Aさんのように、独立を目指すことも夢ではありません。

あなたの努力は、きっと実を結びます。この体験談が、簿記論合格を目指すあなたの力強い道しるべになりますように。

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